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行動不全、読み書き困難症、ADDもしくはADHDを抱えるこどもそして若者の保護者である方々に、エクストラレッスン(TM)は大きな利益をもたらします。エクストラレッスン(TM)をこどもに受けさせた保護者の方からは、「自分のこどもをより良く理解できるようになり、今ようやく一歩前へ進める。」という報告が寄せられています。注意力に問題のあるこども達にとっては、薬物を使用しないアプローチが選択肢のひとつに加わります。ひとりのこどもが、その子に特有の感覚を通して世界を理解しようとしながら、学校や家で自分に課せられた課題を全力を尽くしてこなそうとしています。エクストラレッスン(TM)とは、このこどもがどれだけの努力を必要としているのか、その部分においてのわたし達の全人的な理解をもたらすものだと言えます。保護者の方々にとっては学校や社会の制度にピッタリとはまらないこどもに対してしばしば抱く、フラストレーション(欲求不満)の一部を手放す可能性が与えられるということです。
1.エクストラレッスンとは何でしょうか?
エクストラレッスンとはアセスメント(評価)とインターベンション(診療)のプログラムで、もともとはイギリスのオードリー・マカレンという人物により発展させられ、ルドルフ・シュタイナーの教育における思想である、全人的な人間の発達に基盤を置いています。最近の研究では、学習困難症と生まれてから7歳までの最初の7年間の人間の発達過程との関係性が支持されています。(Results:エクストラレッスン実施結果の章をご覧下さい)
2.エクストラレッスンによって、効果が上がるであろうこどもや若者の一般的な特徴とは何でしょうか?
・ ADD、ADHD、ディスプラクシア(協調運動障がい、総合運動障がい)、ディスレクシア(失読症、難読症、識字障がい、読字障がい等を含む)、聴覚に困難があると診断された、又は能力はあるのに学業不振である。
・ 他の分野では能力を見せているにも関わらず、学習の面ではその年齢の平均的なレベルを下回る。
・ 読む作業と、書く作業を拒む。
・ 社交性に問題を抱える。
・ 直ぐにイライラする、他人のせいにする、怒る、攻撃的になる、キレる。
・ 不器用なエンピツの持ち方、ぎこちない文字の書き方。
・ 読む際に、行をとばして読む、読んでいた箇所を見失う。
・ 鏡文字を書く、読む際に単語の順序を入れ替えて読む、又は他の同年齢のこども達よりもその傾向が長く続く。
・ 注意力が散漫である、ひとつの事に集中出来る期間が短い。
・ 家庭や学校で問題行動がある。
・ 整理整頓ができない、物を失くす。
・ 体の動きがぎこちない、怪我をしやすい。
・ 平衡感覚が乏しい、コーディネーション能力(飛んでくるボールを目で見ながら手を動かして受けるなど、2つ以上の事柄を連携させる能力)に欠ける、筋緊張度が緩い、幼少の頃から車に酔う。
・ 与えられた指示を覚えておく事、もしくは指示に従う事が難しい。
・ 聴覚的な問題は無いが、こちらの言う事を聞けていない事がある、繰り返す必要がある、発音が困難である。
・ 過度に感情的、もしくは感覚過敏、気分に大きなむらがある。
・ 自尊心が低い。
・ 計算記号を混同する。
・ 書く、食べる、はさみを使うなどの事柄を行う際に、両利きである又は左右どちらをも使い分ける。
・ 新しい事柄を学ぶのに、又は遂行するのに困難が生じる。
上記の特徴の内、3つかそれ以上の項目が当てはまる場合は、何らかの発達困難があると考えられ、エクストラレッスンの様な診療行為が有効であると示唆する事が出来ます。(若者達の中には、上記の特徴を持ちながらも何らかの方法で補い、これまで何とか上手くやって来たと言う場合もあります。)
3.何故あなたのこどもに学習や振舞いの面で問題が生じているのでしょうか?
・ 乳幼児期の発達の妨げや、初期の感覚を養う為の経験の妨げが、その後そのこどもが成長するにしたがって自然に発生するであろう、発達の過程と学びの過程を妨害している可能性があります。
・ こどもが生まれてから7歳になるまでの期間では、まず第1に肉体と感覚器官の形成と発達に焦点が当てられ、それがその子の後の学問的な学び、行動、振舞いにおける、全ての基礎となります。例えて言えば基礎に欠陥のある「家」を建ててしまうようなものです。家は完全な様に見えても、後に壁に亀裂が生じてくるかも知れません。もしもこどもの基礎となる部分に欠陥があるとすれば、後の学問的な学びにおいて、通常以上の努力が求められる事があります。そうすると、学習過程そのものがその子にとっては難しいものになり、楽しめないものになる可能性があります。
・ 学ぶという行為はほとんどのこども達にとって自然に発生する過程です。ですので、学習を困難なものだと感じるこどもや常に通常以上の努力を要するこどもは、最終的に学習そのものにフラストレーションを感じる様になり、その結果自尊心を低く持つ可能性があります。
乳幼児期の子供の発達の妨げとなるものの良くある例
・ 妊娠期の問題や事故
・ 困難な、超過した、早すぎる、もしくは人工的な(帝王切開や鉗子分娩による)出産
・ 子ども自身の病気(例)耳の炎症、扁桃腺炎、もしくは多量の抗生物質の投与が必要であった場合
・ 歩行器具の使用、ジョリージャンパー(ベビー用運動器具)の使用、もしくは動く機会が制限される場合
・ 過度の受動的な姿勢(例)テレビ、ゲームボーイ、コンピューターゲームの頻繁な使用
・ 家庭生活内でのトラウマ的(心に深い傷を負わせるよう)な体験、もしくは気を動転させるような出来事
・ 投薬や予防注射に対する拒絶反応
・ アレルギーや食物への敏感な反応
・ 出産後の気持ちの落ち込み(鬱)
・ 幼少期の事故や怪我
・ その他の初期の発達を妨害する多様な要因
その理由がわからない場合もありますし、しばしば保護者の状況によっては避けられない状態である場合もあります。ここで焦点を当てるのは、そのこどもにとっての発達における課題が何で、それらに対して何をしていくかであり、変えられない過去に注目する事ではありません。
4.エクストラレッスンと家庭教師との違いは何でしょうか?
エクストラレッスンでは、その根底にある原因に働きかける事で、生徒やこども自身に学習する第2の機会を与えようとしています。そうすると学習の過程そのものが、邪魔される事なく進行することとなります。根底にある問題に取り組んだその後に、必要であれば生徒は以前に学びきれなかった内容を学び直す事も出来ますが、大抵の場合この作業は必要ではありません。
エクストラレッスンでの診療課程では、その子のその後の学習が喜びを持って取り組める物へと繋がるまでに最長で1年間をかけます。それ以降、生徒は生涯自由に学ぶ可能性を手にし、学習が単に前日の学校の内容に追いつく為の物ではなくなるのです。
5.エクストラレッスンのアセスメント(評価)には何が含まれているのでしょうか?
エクストラレッスンのプログラムでは、初期のアセスメントにレッスンを受けるこどももしくは若者(本人)と、あなた(保護者)の参加が求められます。
アセスメントには以下の内容と標準化されたテストが含まれています。
・ 乳幼児期の発達と気になる領域についての保護者との面談
・ 反射の検査
・ 読みの正確さと理解力を評価するための、読みのテスト
・ 算数とつづりのテスト
・ 利き手、利き目、利き足、利き耳などの協調を調べる検査
・ 微細運動能力の検査(例)文字のか書き方
・ 手の動きと目の動きとの連携を調べる検査
・ 体全体の動きの連携、平衡感覚やリズム感覚を調べる検査
・ 空間把握能力と自分の体がどこにどのようにあるのかを把握する能力の検査
・ 目の動きに関する検査
・ 記憶力と聴覚における処理能力の検査
・ 行動や振舞いにおけるチェックリストへの記入
・ 生徒の全般的な自尊心の高さや健康状態についての評価
アセスメント(評価)は、その子が今抱えている学習や行動そして振舞いにおける問題を克服するにあたり、その援助をする為に取り組む必要がある領域を示します。アセスメントは、その子がより安易に社会で学び働く為の第2の機会を授かるにあたり、こどもの発達段階をいかにして繰り返す必要があるのかを、見せてくれます。
エクストラレッスンのプログラムは、専門的なトレーニングを受けたプラクティッショナーとの毎週1回のセッションを含み、このプラクティッショナーがその個人の診療プログラムの全体を通して関わり続けます。このセッションを通して、現在表れている問題や懸念される事柄の、その背後にある根本的な発達における困難さに取り組みます。5分から10分間の短い毎日の家でのレッスンも、その子に合わせたものをセットにして実施されます。
エクストラレッスンのセッションには生徒の困難さに働きかける為に、体を動かす、動きを連携させる、発声する、クレヨンや絵筆を用いて絵画的な表現・線描をする事が含まれます。そしてプラクティッショナーとの1対1の診療行為は、生徒自身に自己肯定感を再度認識させる役目を果たします。診療プログラムに必要とされる期間の長さは、それぞれのこどもによって、又毎日の家でのレッスンを支援するのにかけられる保護者の時間の状況によっても変わります。大半の生徒が12ヶ月から18ヶ月という期間でプログラムを完了しています。
エクストラレッスンを受けるこどもの保護者は、医師や学習困難の領域において経験のある他の専門家に紹介される場合があります。(例)視覚や目の運動能力における問題の為に視覚行動検眼士(その人の目の使い方によって現在の見え方が作り出されていると考える検眼医)を紹介するなどです。
6.自分のこどもにとって、エクストラレッスンを受ける事が有効であるかどうか、どの様にして判るのでしょうか?
もしもあなた自身が、自分のこどもは平均的な知的能力を持っているにも関わらず、学校生活を楽しんでいない、又は学習に対してフラストレーション(イライラ感)をつのらせていると感じている場合、特に「2.エクストラレッスンによって、効果が上がるであろうこどもや若者の一般的な特徴とは何でしょうか?」のリストの中にいくつか当てはまる特徴があると思われる場合は、エクストラレッスンを受ける事がその子に変化をもたらすでしょう。保護者は多くの場合、自分のこどもの問題が何であるかを知っています。学校ではその子が何とかして勉強や学校生活についていっている中で、学習過程や自分自身の行動や振舞いにおいて、通常以上の努力を強いられていたり、その為にフラストレーションが溜まっている様子を目にしているかも知れません。ADDやADHDと診断されるこどもは、一般的にその根底に発達の問題を抱えており、もしもこの問題に取り組む機会が与えられれば、生徒自身がより大きな能力で自分の行動や振舞いと学習力をコントロールする可能性を授かります。どうぞお気軽にご連絡ください。あなたとあなたのお子様を手助けできる機会を心待ちにしています。
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